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外観
鉄骨鉄筋コンクリート造の建物は少々無骨なイメージがあるため、ダークグレーに塗装し、スタイリッシュな外観に仕上げました。
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玄関
玄関のドアのカラーリングを白黒のツートンカラーで塗装し、シンプルでモダンな印象に仕上げました。ドアは防音・遮音設計、鍵はタッチパネル式のデジタルキーを採用し、ICカードを近づけるだけで解錠することも可能です。なお、ドアはリモコン対応のため、たとえばリビングから遠隔操作で解錠することもできます。
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玄関ホール
玄関ホールには、ホワイトの鏡面タイルを採用しました。なお、玄関の段差には框を用いず、白で統一することで玄関を広く見せることができます。玄関の天井は、デッキプレートのあらわしを白く塗装することで、天井高を30センチ以上上げることができ、開放感が出ます。
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玄関ホール
横の収納扉は、取っ手がない折戸となっていて壁面と一体になっているため、非常にスッキリとしています。玄関横の黒いボックスは、キーケースです。
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2階洋室
玄関の正面の扉を開けると2階洋室です。5.5帖の部屋はダブルベッドを1つ置き、来客用に使われるそうです。なお、ベッド脇には横になった照明を消せるよう、3路スイッチが取り付けてあります。大きな部屋ではないので、クローゼットには扉は付けていません。
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2階階段
2階の階段は圧迫感がでないように壁を作らず、手すりを細くて丸み帯びたデザインに仕上げています。
塗装は白のウレタンを使用しました。
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3階リビングスイッチ
階段をあがりきったところに、電源スイッチを設置。上からインターホンモニター、真中左は階段のスイッチ(4路スイッチになっていて、2~4階のどこでもオンオフができます)、真中右は玄関のオートロックの解錠スイッチ(リモコン式です)、下はパナソニックのリビングライコンでリビングやキッチンの明かりをシーンごとに設定できます。
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3階LDK
全部で約20帖弱のLDKです。広い家でなくても、重量鉄骨造なら間仕切りをなくし、開放的なLDKを作ることができます。リビングの天井高は320センチ、ダイニングの天井高は275センチ、キッチンの天井高は240センチです。ダイニングの天井高は、構造上はキッチンと同じ240センチとなるのですが、梁を型枠として出し、デッキプレートのあらわしのホワイトで塗装することで、275センチとしています。そのため、間口が狭くても、とても広々とした空間になりました。
テレビボードは、施主様の持っている機材に合わせて造作したため、ピッタリと収まっています。また、設計時に購入するソファーなどが決まっていたため、ソファーもローボードと柱の間にピッタリと収まっています。
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3階洗面
洗面台は120センチの大型のものを設置。収納場所に困るドライヤーは、壁付けとし、洗面台の右側にはガラス棚を設置しています。棚の最下段にはゴミ投入口があり、下にはゴミ箱が設置されています。洗面室は、ホテルライクな空間となっています。
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3階階段
2階の階段の上のスペースに階段を設けて、可能なかぎりコンパクトにしました。螺旋階段と同じアイディアですが、手すりを付けて安全性を高め、狭い敷地を有効に活用する事が実現できました。また、階段はオープン階段として、4階の陽光や照明光が階下を照らせるようにしました。
3階のテレビボードと、階段の踏み板は、同じブラックウォールナットで仕上げています。さらに、3階のダイニングテーブルや、4階のフローリングもブラックウォールナットとして、全体に統一感を出しています。
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4階トイレ
トイレはコンクリート調のクロスと、アイアンのタオルハンガーとトイレットペーパーホルダーなどで落ち着いた雰囲気にまとめています。
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4階洋室
主寝室兼書斎です。無垢のブラックウォールナットのフローリングを使用し、落ち着いた雰囲気を演出しています。ベッドは造作ではなく、あらかじめIKEA製ベッドを採寸し、ちょうど収まるように設計しました。背面はちょっと変わった木目調のタイル仕上げとしています。ベッドボードには、部屋のすべての明かりがコントロールできるようにスイッチがついています。
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4階屋上
3階のリビングの一部高天井となっている上が、屋上となっています。6畳程度ですが、開放的な屋上です。